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間口の狭い敷地に建物を建てる

Category: AZplus Ownersについて , テナントビルの企画・設計

こんにちは。
AZplus Ownersのスタッフです!

今回は都心ならではの間口の狭い敷地のお話。
都心商業地でのテナントビル設計、企画に携わっておりますと、
間口の狭い狭小地にビルを建てたいとお話を頂く場合も多くございます。

ここでよく協議にあがるのが鉄骨造かRC造かの構造の選択です。
金融機関によって融資基準はそれぞれ異なりますが、
一般的には鉄骨造よりもRC造の方が法定耐用年数が長い為、融資には有利とされています。

ただ、間口が狭い狭小敷地の場合、RC造では、柱が大きすぎる為に間口が狭く、
店舗の『顔』が全く作れず、前面側のファサードが柱や非常階段で全く見えないというビルになってしまう事も。

又、柱が大きい為に各階の有効面積も減ってしまうので、竣工後の募集や賃料に響く場合もございます。
構造だけではなく、狭小敷地の場合は、前面側に階段、EVを持ってくるのか、
1階に共用の通路を作って階段、EVを奥にするのか等で、建物の仕様も大きく変わります。

階段、EVを奥にするとと空中階の開口部も大きくとれますが、1階店舗の面積が減り、間口も狭くなってしまう、
逆に手前に持ってきた場合は、1階の面積が大きくなりますが、空中階の開口部が小さく暗い部屋となってしまう等、一長一短。

他、建物の塔状比や設備スペース、ダクトスペース等も考慮しながら設計を進めていく必要があります。

一筋縄ではいかない店舗ビルの設計。
これから企画、設計をスタートされる方、是非一度ご相談下さいませ。

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