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「重飲食」と「軽飲食」の違いや注意点とは?

Category: テナントビル 管理 , 空室対策、テナント誘致、リーシング

こんにちは。

AZplus Ownersのスタッフです!

 

店舗の募集を行う際によく出てくる「重飲食」、「軽飲食」という用語を御存知でしょうか。

募集広告等にもよく「重飲食不可」や「軽飲食相談可」等と記載されていることがありますが、

一般的には、「重飲食」は焼肉や中華等の油を多く使ったり、匂いが強い業種、

「軽飲食」はカフェやバー等の調理があまりなく油や匂いがあまりない業種を指しますが、

細かな言葉の定義は正確には決まっていなく、

例えば「イタリアン」は重飲食ではないような印象ですが、

ニンニクの匂いが強いので「重飲食」と考える方もいたりと、

 

あまりはっきりとした明確な線引きはないようです。

 

これから賃貸店舗の募集をされるビルオーナー様にご注意頂きたいのは、

お申込みが入った際に業種をよく確認されることです。

「軽飲食」までということで募集をかけて、例えば「カフェ」でお申込が入った時に、

ビルオーナー様のイメージする「カフェ」と実際オープンした「カフェ」が全く違うものだったという

トラブルはよく耳にします。

お申込みが入った際に、既存店等がなく実際に確認ができない店舗の場合は特に注意が必要です。

最近のカフェでは珈琲や焼き菓子等の提供だけでなく、

レストランのような通常の飲食店と同じくらいの調理を伴う店舗も多く、

「カフェ」と聞いていたのにお店がオープンしてみたら、

調理を伴う店舗で思っていた以上に「匂い」が強かったり、

「カフェ」と聞いていたのにお酒も提供する店舗で思っていた店舗と違ったという経験をされた

ビルオーナー様も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

 

「重飲食不可」や「軽飲食相談」等の募集広告である程度ふるいに掛けることはできますが、

「重飲食」、「軽飲食」という用語にあまり明確な線引きがない為、

入居希望者から借りたいという意思表示(お申込み)を頂いた際に、

もし既存店がない店舗の場合は、事業計画書等を出して頂く等、

どんな店舗なのかを事前によく確認する事が大切です。

 

具体的には、ニューの内容、匂いが出るかどうか、ダクトが必要な程かどうか、

ダクトが必要になった場合は借主負担できちんと対応してもらえるのかどうか、

油を多く使用するのかどうか、既存店がなければイメージの近い店舗を聞いてみる等、

詳しく聞いてみる事が大切です。

 

日本は諸外国と比べても多様性に富んだ食文化で、毎年新しい業態がどんどんオープンしています。

近年でもパンケーキ専門店、タピオカ店、チーズドック等いろんな業態がオープンしていますよね。

逆に「ラーメン」でも最近は女性向けのオシャレなカフェのようなラーメン店や、

中華でも高級中華でとてもきれいでオシャレな店舗等もあります。

一口に「飲食店」といっても多種多様な店舗があり、

具体的に内容を確認する事がとても大切です。

 

契約した後に、思っていた業態と違ったという事でテナントとトラブルにならないように、

しっかりと契約前に確認をする事が大切です。

 

店舗の募集は住居や事務所と比較するとトラブルも比較的多い部類に入ります。

これから店舗の募集やビル管理の依頼をご検討されているビルオーナー様、

是非一度お気軽にご相談下さいませ。

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