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エアコンの冷媒管の交換は必要?

Category: AZplus Ownersについて , テナントビル 管理 , テナントビル 設備
こんにちは
AZplus Ownersのスタッフです。
本日はエアコンの冷媒管についてのお話です!

9月に国土交通省から全国の地価動向は
全用途平均で3年連続上昇等という発表がありましたね。
土地の値段の高い、東京。

弊社で管理を承っている商業ビルの多くは、
都心部の地価の高い立地にあり、
できる限り建蔽率を使い切り、敷地いっぱいに建物が建つ為に
空調の室外は屋上にあるテナントビルがかなり多いです。

空調は外部に設置された室外から冷たい空気を
室内に届けるた室外と室内のエアコンをつなぐ冷媒管という管があります。
 
 
屋上に室外が設置された場合、冷媒管は外壁に設置されていることが多く、
取り替えるとなった場合には足場が必要となり、
フロア数の多い建物ほど費用も高額となるため、
テナントの入れ替えの際には冷媒管を残す事が一般的です。
 
ところが、テナントの入れ替えの際などに冷媒管を新しいものに変えてほしい
又は変えたいというお申出を頂くことが多くはありませんが徐々に増えてきました。
理由は築年数の古い建物の場合、エアコンの効きがとても悪くなるためです。
 
エアコンの冷媒管は古くてもまだまだ使用できるのですが、
古い建物の場合、建設当初に空調設計で想定していた気温と比較して、
温暖化により外気が暑くなりすぎるため部屋が冷えず、
空調の馬力(パワー)をあげる必要があり、
建築当初から設置されている冷媒管の径では対応ができないことがあるのです。
 
確かに30年、40年前と今では全く気温も違うため、納得のできる話です。
温暖化により設備設計の際の基準も変わってきています。
 
また、冷媒管の交換が物理的にできればよいのですが、
商業エリアの場合、ビルが密接しており、
冷媒管を取り替えたくても取り替えができなかったり、
冷媒管がパイプスペースの中にあり、
取り替えるためにはコンクリートを斫る必要があり
交換ができないといったケースも多くあり、また別の対策が必要となります。
 
外から見ただけではなかなかわからない建物設備。
弊社では、ビル管理だけではなく大規模修繕のスペシャリストもおります。
大規模修繕のご提案や長いスパンでのビル修繕計画のお手伝いも可能です。
建物は建てて終わりではありません。

ビル修繕についてのお問い合わせも常に承っておりますので、
テナントビル運営でご相談ごとがございましたら
お気軽にAZplusまでご連絡ください。

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