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テナントビルを建てる前にチェックして欲しい4つのポイント④
Category: 空室対策、テナント誘致、リーシングこんにちは
AZplus Owners(アズプラス・オーナーズ)のスタッフです!
さて、本日は『テナントビルを建てる前にチェックして欲しい4つのポイント』の最後4つめのポイントについて記事をまとめました。
是非ご参考になさってください。
Point4 貸室のサイズについて考える
テナントビルの設計・プランニングを進めるのと同時に並行して検討して頂きたいのが、適正な募集面積、つまり、『貸室の面積をどのくらいの広さで募集をするのがベストなのか』という事についてです。
エリアの相場に対して大きすぎる貸室を作ってしまい、面積の分、賃料の負担も大きくなる為、なかなかテナントが決まらず苦戦したというお話はよく伺います。逆に小さすぎる貸室にしてしまい、ニーズに合わずなかなか決まらないというお話も伺います。
例えば、プランニングを進めたところ、1階の貸室の面積が50坪だったとします。諸条件によっても変わりますが、プランニングの段階では、50坪の貸室を1区画とする事も、25坪の貸室を2区画とする案や、15坪、15坪、20坪の3区画とする案も可能かもしれません。面積はテナント募集を開始する際に大事なポイントの1つ。
周辺相場から出店のニーズが多い面積を想定し、大きな区画1つがよいのか、いくつかに分けるのか、或いは大きな区画で募集しながら並行して「分割可能」として分割した条件でも募集するのか、物件ごとに適正な面積を検討する必要がございます。
もちろん、区画を分ける場合は設備も分けておく必要があり、その分費用もかかる為、工事コストと比較して検討する事が大切です。
貸室の面積は敷地条件等で決まってしまう事も多く、正解がなく判断はとても難しいのですが、じっくり検討して頂く事をオススメします。
いくつか検討の際のポイントをまとめました
◆相場からリーシング(テナント募集)に適した面積を割り出す
◆大きめの区画で募集するメリット
・小さい区画にわけるよりもビル管理がスムーズ
(テナント数が増えるとその分、管理戸数が増え、確認事項等も増えます)
・小さい区画に比べ、面積が大きい分、与信力の高いテナントが
入居するケースが高い
・設備を分ける必要がない為、その分初期費用は抑えられる
◆小さめの区画で募集するメリット
・リーシング(テナント募集)がしやすい
・テナントが解約し、空室が続いたとき、大きな区画1つよりも、小さい区画が1つの方が同じ1区画でも賃料のグロスは小さく、痛手が少ない
又、ワンフロアの区画を分けるか分けないかという検討もございますが、敷地条件によっては、フロア数を検討するという方法もございます。以前に商業エリアの間口の狭い敷地でテナントビルの企画をしていた際に、相場が40坪位の出店ニーズが多い地域で、50坪8フロアとするか、45坪9フロアの2パターンでプランニングを組み、工事のコストと比較してフロア数を決めた事もございます。
貸室の面積は敷地の諸条件によって決まってくる事も多くございますが、募集を開始した後のリーシング(空室対策)を考えて、検討する事は非常に大切な項目の1つです。
是非一度検討してみてください。
AZplus Owners(アズプラス・オーナーズ)を運営しております、株式会社アドバンス・シティ・プランニングでは、商業ビルの設計から空室対策、ビル管理、ビル修繕まで幅広くご相談を承っており、テナントビルの設計を進める際には、ただ、敷地の条件だけで面積を出すのではなく、相場や市場を考えながら進めていきます。
店舗ビルをこれから建設されるというオーナー様、まずは是非一度ご連絡下さいませ。