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設備スペースを考える

Category: AZplus Ownersについて , テナントビル 設備 , テナントビルの企画・設計

こんにちは。
AZplus Ownersのスタッフです!

本日は建物を建てるときの設備のお話。
店舗ビルを建てるとき、オフィスビルや集合住宅と大きく異なるのが、内装を借主が行うこと。

もちろんビルにもよりますが、店舗物件の場合、スケルトンといって
内装の仕上げはもちろん厨房やトイレ、エアコンなどの設備は設置されていない状態での
借主(テナント)への引渡しが多いです。

スケルトン事例↓↓↓

その為、新築で店舗ビルを設計する時は、貸室の内装は何もないスケルトンの状態で建てる事が多く、
建物が建った後にテナントの内装工事をきちんと想定して設計を進める必要があります。

例えば、エアコンの室外機や給湯器の設置場所等、想定されていないと後で
躯体に開口が必要となったり、再度検証が必要になったりすることがあります。
又、最悪の場合、設備スペースが想定されていないことによって、
テナントがなかなか決まらないという要因にもなりかねません。

室外機置場のスペースも屋上がいいのか、
各フロアに貸床面積を減らしてバルコニーを作って室外機置場を設けるのか、
隣地との間のスペースに設置するかなど様々なパターンが考えられます。

建物の見映えや隣地にどんな建物が建っているか、メンテナンスのしやすさ等、
様々な方向からどこにスペースを設けるのがよいか検討しておく必要があります。

確認申請上の用途は飲食店でとっているのに、建物の設備スペースなどは全く考えられていないと、
そもそも飲食店を入れることができないなんてことにも。

貸床面積を最大にするために設備のことを考えないと後で悲しい結果に終わる事も。

建物を設計する際にはデザインだけでなく、
設備や管理様々な方向から検証をして計画を進めていく事が大切です。

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